ロゴが新しくなりました

本との土曜日のはじまりは突然だった。

会場であるBettara Stand 日本橋のオープニングパーティーが2016年末に開催されたときのこと。この場の企画・運営であるYADOKARIを介し、知らないとは言わないまでも必ずしも「知り合い」ではなかった長谷川、ハシグチ、私の三人がここで知り合った。いまの実行委員の三人だ。

誰からともなく、なんとなく。「ここで古本市やりたいねぇ」と言い出したのがはじまり。いつからはじめようかという話になって、ハシグチから「あまり長い時間企画していられないんで、2月にははじめちゃいましょう!」と。ちょうどハシグチが会社を辞めるタイミングで、いまから思えば向かうべき職場がなくなることの空白を埋めるためだったそうで。

年は空け、会場には何組入るか、机や椅子はどうするか、参加費は… と考えていくなかで、流れ作業のように決まったのがこのロゴでした。

 

 

このロゴ。実は私(中岡)がBettara Stand 日本橋のなかにある本屋「はじまりの本屋」を(やはり突然)選書・運営することになり、短い準備期間のなかで突貫でつくったもの。なぜそのロゴを使いまわすことにしたのかはよく覚えていないのだけれど、「はじまりの本屋」を活性化する仕掛けとしての目的も合った。それにしても、いまさらだが、使い回しはよくないと思う。

それから半年が経過して、毎回来場するお客さんの様子もわかってきて、途中からの後づけで「テーマのあるブックマーケット」というコンセプトも固まった。つまりそれまで、コンセプトらしいコンセプトはなかったに等しいのだけど、そんなことそっちのけで「とりあえずはじめてみる」というのは、結果としてとてもよかった。

で、今回新しいロゴができた。

このロゴは、nipponiaの山田和寛さんの手によるもの。彼はあの松田行正が率いる株式会社マツダオフィス/牛若丸にてエディトリアルデザイナーとして経験を積んだのち、 2014年から2017年5月までフォントメーカーMonotypeにて書体デザイナーとして勤務。2017年6月に、nipponiaを設立した、まさに「はじまり」のデザイナー。ちょうど独立したての頃に本との土曜日に遊びに来てくださった縁で、お願いすることになった。

書体をつくっていただけあって、とてもユニークなタイポグラフィ。なんでも、ずっと昔に使用されていた版権切れの文字だそうだ。イラストは老若男女が集まる本との土曜日の雰囲気を汲んで書いてもらった。子どものような、大人のような、男のような、女のような。本を前に、老いも若きも男も女も、あまり関係ない。主人公が老女であれば老女に、少年であれば少年になるのだから。


ということで、今後、本との土曜日のロゴはこちらを使用してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。